国際文通週間切手のプレミア価値とは?高額買取のコツも紹介!

国際文通週間切手の画像
悩んでいる人
悩んでいる人
  • 国際文通週間切手がどれだけの価値があるのか知りたい
  • 切手がプレミア切手かどうか判断できない
  • 国際文通週間切手をできるだけ高く売る方法やコツを教えて!
  • 無料で査定してくれる買取業者はある?

あなたの家に眠っている国際文通週間切手、その価値をご存知ですか?
もしかしたら、プレミア切手として高額取引される可能性があるかもしれません。

切手収集はかつて大ブームを巻き起こしましたが、今でもコレクターの間では高い人気を誇ります。
特に国際文通週間の切手は、歴史的価値や美しいデザインで知られ、多くの収集家に愛されています。

本記事では、国際文通週間切手の魅力とプレミア価格を引き出すコツ、そして高額買取を実現するための秘訣を詳しくご紹介します。

国際文通週間切手とは?

国際文通週間は、文通を通じて相互理解と世界平和を促進するために始まりました。
1874年にスイスで設立された万国郵便連合が制定し、日本は1877年に加盟。
この週間は、1957年のオタワでの会議で、10月9日からの1週間と決められました。
日本では、日本郵便友の会が主催し、毎年10月6日から12日に「国際文通週間にちなむ郵便切手」を発行しています。
1958年に初めて発行された歌川広重の作品が人気だったため、毎年恒例のシリーズとなりました。
切手は8円、70円、90円、110円、130円の5種類で、国内でも使用できます。

国際文通週間切手の種類

国際文通週間切手には複数の種類があり、中古市場での価値もそれぞれ異なります。
買取相場は額面が基準になることが多いですが、東海道五十三次切手は特に高い相場となりやすいです。
ここでは、国際文通週間切手の種類とその中古市場での価値についてご紹介します。

東海道五十三次(歌川広重)

「東海道五十三次」は、1985年から1962年に発行された「京師」、「桑名」、「蒲原」、「箱根」、「日本橋」の5種類があります。
このシリーズは今でも人気が高く、特に初期のものはコレクター間で高額取引されています。
買取市場での価値も徐々に上昇しているため、所有している場合は丁寧に保管することが重要です。

京師

京師切手

東海道五十三次の「京師」は、国際文通週間で初めて発行された切手で、京都の風景が描かれています。
その美しい図柄は日本の切手が世界で注目されるきっかけとなりました。
このシリーズは国内でも高い知名度を持ち、プレミア切手として知られています。
買取価格はシートであれば1000円程が見込まれます。
もしお持ちであれば、専門業者に価値を確認してもらうと良いでしょう。

桑名

桑名の絵の切手

『東海道五十三次』の42番目の宿場である桑名を描いた切手は、桑名湊の船と桑名城を対比した作品です。
夕焼けを背景に港に入る船が温かみを感じさせます。
この切手の買取相場は、前年の『京師』よりも高くなっており、特にシートでの買取価格がアップします。

蒲原

蒲原の絵の切手

1960年に発行された『東海道五十三次 蒲原』は、豪雪に見舞われた静岡・蒲原宿の情景を描いた切手で、1958年~1959年に発行された「京師」「桑名」よりも発行枚数が少なかったため、コレクターに人気があります。
この切手は希少価値が高く、中古市場での価値も高騰しています。

箱根

箱根切手

1961年に発行された『東海道五十三次 箱根』は、険しい山々を越える大名行列と、その奥に広がる芦ノ湖と富士山の対比が特徴的な切手です。
歌川広重の傑作として知られ、国際文通週間の記念切手として発行されました。
この切手も発行枚数が少なく、中古市場での価値が高い可能性があります。

日本橋

日本橋切手

1962年に発行された『東海道五十三次 日本橋 朝之景』は、歌川広重が手がけた浮世絵の名作です。
大名行列が江戸を出発する様子が描かれており、参勤交代の旅路をテーマにしています。
この切手は国際文通週間の記念切手として発行され、額面は40円です。
買取相場が比較的安定しており、売却しやすい切手とされています。

冨嶽三十六景(葛飾北斎)

「国際文通週間にちなむ郵便切手」シリーズ第2弾は、葛飾北斎の「冨嶽三十六景」をテーマにしており、1963年から1969年にかけて発行されました。

「神奈川」「保土ヶ谷」「富嶽三十六景・三坂水面」「関屋の里」「石班沢」「不二見原」「三島越」が発行され、額面は40円と50円です。

「神奈川」の切手は、北斎の知名度が高いため、中古市場で特に高値がつきやすく、買取相場は約180円です。
また、全体として「冨嶽三十六景」シリーズの切手は価値が上昇している傾向にあります。

神奈川

神奈川切手

「神奈川沖浪裏」の図が採用された切手は、北斎の最も有名な作品の一つで、荒波に揉まれる船と富士山の姿が描かれています。
この人気の高い作品が使われた切手は、コレクターの間でも人気がありますが、買取相場は一般的には控えめです。
しかし、郵便印の状態などによっては価値が大きく変わることがありますので、売却を考える際には専門店での査定をお勧めします。

保土ヶ谷

保土ヶ谷切手

葛飾北斎の「富嶽三十六景」の一部である「東海道 保土ヶ谷」が1964年の国際文通週間記念切手に採用されました。
この作品では、保土ヶ谷の宿場町の風景が北斎らしい生き生きとした筆致で描かれており、富士山を背景にした旅人たちの姿が描かれています。
現在の買取相場は、2011年に同作品が再発行された影響もあり、比較的控えめです。

富嶽三十六景・三坂水面

三坂水面切手

富嶽三十六景の一つ「三坂水面」は甲州(現在の山梨県)河口湖に映る逆さ富士の姿を描いています。
この作品は北斎独特の創造力で描かれ、逆さ富士や季節と雪の不調和など、数々の謎を秘めています。

関屋の里

隅田川関屋の里

富嶽三十六景の一つ「隅田川関屋の里」は、隅田川沿いを馬に乗った武士が駆け抜ける様子を描いています。
北斎の作品スタイルは世界的に有名な画家にも深い影響を与え、この作品には北斎らしい微妙な色調の変化や動きのある表現が特徴です。

石班沢

甲州石班沢

『富嶽三十六景 甲州石班沢』は、岩場で漁をする漁師と富士山が遠景に浮かぶ印象的な構図です。
激しい波しぶきと富士の静けさが対比され、オレンジ色の雲が特徴です。
切手は約半世紀前のもので、良好な状態の場合、額面以上の買取価格が期待できます。

不二見原

尾州不二見原切手

富士見ヶ原をモデルにした『富嶽三十六景 尾州不二見原』では、樽職人が大樽を作る様子が描かれ、その背景に富士山が映る特異な配置です。
北斎特有の柔軟で風刺的な要素が目立ちます。

三島越

甲州石班沢

『富嶽三十六景 甲州三島越』は、旅人3人が手を繋いで囲みきれないほどの巨木と、その奥に悠然と富士山が描かれた北斎の作品です。
自然と人間の小ささが強調された独特の構図で、1963年から始まる国際文通週間の北斎シリーズの最後を飾る作品として称賛されています。

明治文明開化期の錦絵

国際文通週間にちなんだ「明治文明開化期の錦絵」シリーズは、1970年から1972年にかけて発行されました。
シリーズには「駅逓寮図」、「鉄道馬車図」、「永代橋」の3種類が含まれ、手ごろな価格帯で人気があります。
現在の買取相場は1枚あたり約70円で、将来的にさらに価値が上がる可能性もあります。

駅逓寮図

三代目歌川広重の作品「四日市駅逓寮」の切手は、文明開化期の東京府下の風景を描いています。
現在の日本橋一丁目にあった郵便局とその周辺の様子が特徴です。この切手は比較的新しく一般的な価格で取引されており、保存状態が良ければ高額買い取りの可能性があります。

鉄道馬車図

1971年の国際文通週間記念切手には、伊藤芳邨が描いた「東京鉄道馬車図」が採用されました。
この切手は、東京馬車鉄道が走る様子を詳細に描いており、1970年から1972年までの「明治文明開化機の錦絵」が切手のテーマとして使われた時期の一部を示しています。

永代橋

1970年の国際文通週間記念切手と同様に、この年も三代目歌川広重の作品が選ばれました。
元の絵は横長の三枚組で、切手デザインには中央部分が使用されています。
色彩豊かでくっきりとした版画の線使いが特徴で、現代的な印象を与えます。

大和絵

「大和絵」として知られる切手シリーズは、1973年から1981年にかけて発行されました。
このシリーズは平安時代の日本画様式を特徴とし、国際文通週間の一環として鳥をモチーフにした切手が9種類発行されました。
切手の額面はそれぞれ異なり、50円、100円、130円が含まれています。

日本人形切手

日本人形切手は1982年から1987年にかけて発行されました。
このシリーズには「遊楽」「地久」「瀞」「清泉」「大森みやげ」「元宵観燈」「宴の花」の図柄が含まれており、額面は「宴の花」が150円で、他の切手は130円です。
特に「宴の花」は他の切手よりも高額なため、シートで査定に出すと高く売れる可能性があります。

歌舞伎役者切手

歌舞伎役者切手は1988年に発行され、歌舞伎座創設100年を記念しています。
図柄には歌川国政による「岩井粂三郎の千代」と歌川豊国による「佐々木巌流」が描かれており、額面は「千代」が80円、「佐々木巌流」が120円です。

国際文通週間切手を高く売る秘訣は?

国際文通週間切手を高く売る方法を3つ紹介します。

1.保存状態の確認と管理

2.市場価値の把握

3.専門家の査定を受ける

保存状態の確認と管理

切手は保存状態が価値に大きく影響します。湿気や光を避け、適切な温度と湿度で保管しましょう。良好な保存状態であれば買取価格が高くなる傾向があります。

市場価値の把握

同じ切手の市場価値を確認し、相場を把握することが重要です。切手販売サイトやオークションで類似品の価格をチェックすると役立ちます。

専門家の査定を受ける

切手の専門店や買取店での査定を受けると、正確な市場価値がわかります。特に高額で売却したい場合は、複数の店舗で査定を受けることをお勧めします。

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切手収集ブームが過ぎ去った今でも、プレミア切手は価値がありますので、気軽に相談してみましょう!

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